そうだったのか!物納

 先日のセミナーの際に、相続税の物納について、ご質問をいただいたのですが、
 
 全く別なお客さまからも、物納についてご質問いただいていました。

 土地価格が下がり、流通が厳しく、増税される相続税を目前に、
 物納への関心の高さを伺わせます。

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 相続税は、亡くなってから10ヶ月の相続税の申告期限までに、現金一括納付するのが、原則です。

 しかし、財産課税である相続税は、相続財産に、現金預金が少なく、また、相続人自身が、手持ちがない場合は、現金によっては払えない場合があります。

 これを「金銭納付困難」といいます。

 そうした場合に、「一括金銭納付は無理そうだね、でも分割で払う資力はあるんだね」と
 認められれば、最長20年の分割払いである「延納」を申請することができます。

 金銭納付困難、さらに延納も困難、という場合は、
 相続した土地や株式など相続財産そのものを国にひきとってもらい納税とする
 「物納」を申請することができます。

 でも、国は、簡単に延納を認めると、税収が先送りになってしまうし、
 物納で、処分も管理もできない財産を受け入れてしまうわけにはいかない、と
 それぞれに、厳しい要件を付けています。
 要件不備な場合は、物納申請しても、ハネられたり、補正を要求されたりし、
 その補正期間には、利子税が、がっつりかけられてしまいます。

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 ご質問は、とても広い土地なのだけど、広大地評価が認められるかどうか、わからない、
 そこで、広大地評価を使わずに、通常評価で相続税申告をして、
 その土地を、物納申請することになったとして、

 でも、財務省が土地を処分するためには、
 道路付けなど、開発許可が必要な土地じゃないか、という判断になった場合に、
 これは広大地だから、低い価額でしか受け入れられない、
 収納価額の見直しが必要!と、
 突っぱねられてしまい、
 収納額が引き下げられ、追加納税が必要になってしまうのではないか、というご主旨です。

 なるほど。
 でも、そんな疑問への回答は、どこにも書かれていません。
 それは、私も気になります、と、宿題にさせてもらっていました。

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 これを聞くなら、現職が一番、と、
 以前、物納でお世話になった◎◎局の担当官さんへ、ホットライン。
 聞いてみました。

 そして、出てきた答えは。

 なるほど!そうだったのか!物納、です。
 明快な回答、ありがとうございました。

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 さっそく、ご質問者様に、お伝えすることにします。
by expresstax | 2011-02-24 23:25 | 相続・贈与