大事な決定は、必ず、事前にご相談を

 ご相談でした。

 詳しくは、ここで書けませんが、
 ご相続の遺留分減殺の調停のなかで、
 一部、相続人様の間で、譲渡による権利調整を図り、
 遺留分の調整とすることになった、とのことでした。

 双方が弁護士先生を立て、調停は成立。
 あとは、来年の譲渡の確定申告をすればよい、と、
 ウチにご連絡をいただいたのは、その申告についてのご相談だったのです。
  
 念のために、調停調書をFAXで送って頂きました。
 拝見すると、相続人様は、譲渡対価を誤解なさっているようなのです。

 調書を読み込むと、譲渡税が高額になってしまい、
 せっかく調停で確保した手取額が、吹き飛んでしまいます。

 調書には、あまりに明確に書かれているので、どうしようもありません。

 調停の相手方には、むしろ有利な結果になってしまっていますので、
 いまさら成立した調停を戻すのは、困難でしょう。

 ご説明申し上げると、相続人様は、声を失って、愕然となさっています。

 弁護士先生が、せめて、ちょっと手前で、税務のご確認をくださっていれば、
 あるいは、相続人様が、調停のちょっと手前で、せめてひとこご相談して下されば、と思いますが、
 時、既に遅し、です。

 多少の、今から可能な手立てのいくつかお話は、させていただきましたが、
 とても残念です。

 ☆  ☆  ☆
 
 たいした手間がかかるわけではありません。
 電話でも、
 メールでも、方法は何だって、いいのです。

 ほんの数分で済むのです。

 セカンドオピニオンとしてでも、いいのです。

 大丈夫、と思っても、
 大きなお金が動くとき。
 資産の大きな決定をするとき。
 「税」の一文字が絡むとき。

 必ず、事前に、お尋ね下さい。

 ほんとうに、ほんとうに、お願いです。
by expresstax | 2010-11-27 23:08 | プロフェッショナル