お菓子をお持ちくださり、
ふと拝見すると、
菓子箱のお熨斗が、お亡くなりになった会長様の絵になっています。
淡いピンクのシンビジュームの水彩です。
そこに、毛筆で、「感謝」と書いていただいています。
美しい絵に、
しばし箱を持った手をとめ、
胸がいっぱいになりました。
会長様が、絵が好きで、好きで、
もし、二代目として生まれて事業を引き継がなかったら、絵描きになっていたと、
ご生前からおっしゃっていたこと。
梗塞でお倒れになってから、三代目の現社長様達に事業を譲られ、
会長職として、闘病なさってきたこと。
闘病なさっていた病院にお見舞いに伺った際にも、
絵画に溢れた院内と、屋上からの美しい緑へと車椅子でご案内くださったこと。
以前にも、やはり美しい水仙の絵のお手紙をくださって、
最初の退院の際に、現社長様達に抱えられるように弊社にお越し頂いて、
また、絵を描きますね、とおっしゃってくださったこと。
http://expresstax.exblog.jp/617088
走馬燈のように、会長様の思い出が、駆けめぐり、胸がつかえました。
こうして後継社長様達が、父上の思い出の絵を、
熨斗の代わりにつけてくださったこと。
嬉しく、ありがたく、受け止めました。
素晴らしい会社様からご信頼いただき、お手伝いをさせて頂けることは、
税理士として、何よりの光栄です。
「感謝」と書いて頂いた言葉は、会長様、社長様達へ、弊社から申し上げなければならない言葉です。
ほんとうにありがとうございます。
翌日、事務局さんが、この熨斗の部分を、額に入れて、
接客室に飾ってくれました。
シンビジュームの絵の青と同じ色の額にしてくれたのですね。
大切に、大切に、弊社の宝物とさせていただきます。
会長様の亡き後、さらにさらに、力を合わせて頑張っていきましょう。