税理士飯塚美幸のひとことメッセージ

by expresstax

会社からの貸付・3 建設協力金

 ある企業様からのご相談です。

 会社が、営業のために、ある地主さんの土地上の建物を賃借します。
 その際に、建物価格相当額について、借り手である会社様が、地主さんに金銭で差し入れます。
 無利息です。
 よくある建設協力金方式です。
 無利息のケースも有利息のケースもあります。
 建物賃貸借ですから、借り手会社様は、地主さんへ、建物賃料も払います。

 その際に、無利息建設協力金は、問題にならないか、とのご相談なのですね。

 結論は、OKです。

 受け取る地主さんにとっては、無問題、というのは先日書きました。

 差入る会社様にとっては、無利息部分が、
 寄付金××/受取利息×× とならないか、です。

 建設協力金については、税務上も、民間取引上も、
 もちろん、第三者間の賃貸借が前提として、
 敷金や保証金的性格であるとして、整理がついているのですね。

 したがって、無利息部分があるとしても、支払賃料と相殺適状にあるだろう、と見るのです。

 無利息にしているとしたら、その分、賃料がリーズナブルになっているのだろう、と。

 では、賃料のリーズナブル度の説明が必要か。
 第三者間であれば、それも、綱引きの結果という判断になるでしょう。
 とはいえ、何らかの交渉過程が必ずあったはずですので、
 その間の経緯は、エビデンスとして確保して頂くべきでしょうが。

 会社と貸付金について、このブログで書いていましたら、
 たまたま、ご質問が関連しているので、
 取り上げました。

 どうぞ、ご無事なお取引をお進め下さい。
by expresstax | 2010-04-02 23:27 | 法人税