本郷尚先生をお迎えして、ご講演いただきました。
ありがとうございました。
写真がまだですので、内容は、後日、書きましょう。
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夕方は、千代田区議会の審査会でした。
お茶会の後時間なので、欠席とご連絡をしていたのですが、
間に合いそうなので、急遽、出席に変更してもらいました。
今年の3月で、5人の諮問委員が再任されたため、また3年の任期が再スタートしました。
どうぞよろしくお願いします。
山田副議長・小林議運委員長先生のご出席のもと、審査会です。
前回、議員さんたちが、各団体の集会出席する際の出席費がバカにならず、
議員さん達の経済的負担になっていることを、議論していましたが、
そのお話から始まりました。
本来、区民が議員さんたちの政治活動を支えるべきなのに、
反対に、議員さんたちが出席集会の参加費で苦労なさっているのです。
これは、いつか区民代表と話し合いの機会を持ちたいね、と話しました。
自分たち審査会のような第三者機関だからこそ、言えることがあるはずだからです。
全国町村議会議長会事務局議事調査部部長の岡本先生、弁護士の清水先生、区民代表の宇田さん、
そして私の4人で、この間の、政務調査費の報告書の審査です。
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最後に、ふるさと納税のことを聞きました。
千代田区のホームページに、ふるさと納税の受け入れ欄が見あたらなかったからです。
区議会事務局の説明によれば、
千代田区の法人住民税+固定資産税は、23区全体の18.7%に上っています。
が、千代田区に配分される税金は、その3%にしかすぎません。
つまり、稼ぎのいい千代田区は、ほとんどを都に吸い上げられ、
他区に配分されてしまっているのです。
そのため、千代田区は、「『ふるさと納税』制度導入等に関する意見書」を公表して、「東京の税財源を不合理に奪う」ものとして反対しています。
でも、地方の自治体のページに逐次報告されるふるさと納税の実績報告によれば、ふるさと納税の寄付者は、ほとんどが、同自治体内の住民からのものです。
大阪の橋下知事のもとに、1億円のふるさと納税をした大阪の80代のお婆ちゃまの話しが報道されたように、
ふるさと納税は、住民こそが先頭に立っているのです。
だから千代田区も、いたずらに税金が逃亡すると危惧するのではなく、
むしろ、ふるさと千代田区を愛する千代田区民自身が、千代田区に寄付できるようにすべきだとお話ししました。
ふるさと納税の良さは、目的を特定できることです。
上納金として吸収されてしまう千代田区の税金を、むしろ、確保することが可能になるのではないでしょうか。
目的を、現在運動している「皇居景観の維持」などと設定すれば、確保どころか、
他県から、千代田区への寄付も誘導できるのではないかと思います。
税の利用目的を、納税者自身が特定できる、これが本当の住民自治であり、コントロールです。
事務局を通じて、こうした議論が区長さんに上がればいいなと思います。