税理士飯塚美幸のひとことメッセージ

by expresstax

未分割財産の譲渡の荒芸・2 分割後引渡し

 ご相続での未分割財産の譲渡について、 
 相続財産を、遺産分割協議がととのう前に、売却する場合の2です。

 売買契約は、未分割段階で行ったけど、
 所有権移転登記は、もっと先、

 それまでに遺産分割を整えた場合は、どうでしょう。

 遺産分割後、特定者に名義変更したあとの、物件引渡し、残金決済と所有権移転登記です。

 所得税法において、譲渡の日は、原則として、引渡の日をいいます。
 引渡の日の翌年3月15日までに確定申告すればいいだけです。

 これは、もう、単純な、一般の売買と同じです。
 荒芸でも、何でもありません。

 ☆  ☆  ☆

 売買契約は法定相続分で行うので、所有権移転時の持分と異なれば、
 いささか気持ち悪いかもしれませんが、
 気にすることはないのです。

 不動産を売却するといっても、
 まずは、買付証明を受けて、
 売買契約を締結し、手付金を受取り、
 所有権移転登記や残金決済までは、通常は、期間を置きます。

 買い主さんの理解さえ得られれば、
 売買契約は、未分割段階で、先に締結してしまい、
 引渡を、遺産分割が決まる程度まで、先延ばししてもらえることもあるでしょう。
 
 買い主さんが、すぐにも欲しい!ということでなければ、
 意外に、引渡の延長というのは、可能なケースが多いのです。 
 
 じゃ、どこまで延ばしてもらうか。

 ここで、相続人さんの相続税の小規模宅地の特例が、絡んできたりします。
by expresstax | 2009-10-27 23:14 | 相続・贈与