相続人様の法定相続人様たちが、新たな相続人として登場されます。
相続税申告書ソフトで、こうしたことを入力しようとしても、
微調整が必要になります。
担当のIさんが、果敢に挑戦します。
みんなでわいわい言いながら、
対応法を考え合います。
そういえば、ずっと以前に、ご相続が数年で連続し、
相次相続控除をダブルで計算しなければならなくなったことがありました。
相次相続とは、相続が10年以内に相次いで起きることで、
一度相続税課税された財産が相続された場合には、年1割の割合で、
相続税の税額控除ができるのです。
それも、当時の相続税申告書ソフトでは対応していません。
やむをえず、2通りの税額控除別表をつくって、
ハメ打ちで、二重の税額控除の申告書を作成しました。
法人税や所得税と異なり、
相続税は、特殊ケースが多いのです。
では、特殊ケースに、四つに組んでシステム立てたところで、
次にそのような特殊ケースが発生するのは、極めて稀、ということがほとんどです。
つまり、マニュアルな微調整で対応せざるをえないことになります。
このあたりは、経験や予断や偏見で対応せずに、
柔らか頭で、工夫をするしかありません。
みんなの意見をとりいれながら、臨機応変、解決力です。
その柔らか頭の臨機応変力こそが、
実は、別な特殊ケースで、絶大な力を発揮します。
どんな特殊ケースでも、どんな突発ケースでも、
必ずや対応して、解決してしまう力です。
知識やスキルやノウハウは、それきりですが、
解決力は無限です。
反対に、マズいのは、予断と偏見で固まって、
知識や経験則だけで決めつけていく対応です。
お客様の問題解決のために知恵を使わず、
やれない理由が並び始めたら、赤信号です。
臨機応変、現場解決力をつけて、
自分の果てしなく伸ばして行ければ、
「のびしろ」のある税理士さんになれるでしょう。
がんばれ!
☆ ☆ ☆
恒例、勝ち鰻に行ってきました。
以前、当時受験生だったメンバーが、鰻が大好き、とのことで、
税理士試験の壮行会として土用丑に行き始めたのが始まりです。
すっかり弊社の恒例伝統行事になりました。
例のごとく、お客様からいただいたお中元の商品券が軍資金です。
ありがとうございました。
今年も、受験生のみなさん、頑張って下さい。
宮川本廛 赤坂店 です。